テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストで日本の食文化を発信

第14回テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストは、2022年9月22日から26日にかけてトリノで開催される予定です。スローフードのネットワーク最大のイベントであるテッラ・マードレは、食の新しい未来をデザインすることを目的としています。130カ国から3000人以上の代表者が参加し、600以上の出展者が参加し、個人の日々の選択、草の根コミュニティの日々のアクションの積み重ね、公共・民間両機関の政策についてなど、食の未来を形づくるさまざまな要素が多角的に扱われます。 日本からのスローフード代表団は60名で、農家、生産者、料理人、学者、活動家など多様なメンバーから構成され、最年少は14歳、最年長は79歳です。先住民のネットワークメンバーも含まれ、アイヌから6名が、琉球から5名が参加する予定です。 7月16日に開催された第8回スローフード世界大会ののち、スローフード国際理事会の一員に渡邉めぐみさんが迎え入れられました。渡邉さんは、早稲田大学在学中よりスローフードに関わり、スローフード・ユースネットワーク・ジャパンを共同設立。イタリア・ポッレンツォの食科学大学を卒業後、Slow Food Nipponの立ち上げにおいても中心的な役割を果たし、2019年4月より代表理事に就任しています。 味覚のワークショップ、フォーラム、リジェネラクション 9月26日(月)、ジーノ・ストラーダ・アリーナで開催される、シェフと生産者をつなぐスローアライアンスのモデレーターを渡邉さんが務めます。このミーティングには、東京のミシュラン3つ星レストラン「レフェルヴェソンス」のシェフでスローフード活動家、ルレ・エ・シャトー会員でもある史伸氏が、世界26カ国、1000人以上の料理人・シェフが集まるスローフード料理人連盟の代表者の一人として参加します。これらの料理人は地元の生産者らと協力し、地域の生物多様性、美食の知識、地元の文化を保護する目的で、その生産物を利用するというコミットメントにより結束しています。この会合では、コミュニティの強さを表すストーリーや、愛と心を込めて調理された料理がいかに物事を変えるか、そして何よりも、良い農業には良い料理人が必要であることが語られます。 日本の食の伝統は一見シンプルに見えるようでいて、複雑な調理法や細部へのこだわりにより、長く外国の人々を魅了してきました。9月22日(木)午後1時からの味覚のワークショップ「米の形:日本酒とおにぎり」ではその一例を探り、日本酒を作るために米を自家栽培している生産者、寺田本家と仁井田本家の二人の第一人者とともに、その味わい方を学びます。日本酒には、日本文化における米の重要性を説く活動家、禎(よし)恵(え)氏によるおにぎりが添えられます。寺田本家と仁井田本家、そしてイタリアに拠点を持つ酒屋である柴田屋酒店は日本ブースにも出展します。多様な日本酒を試飲することができます。 9月23日(金)午後4時からのワークショップ「エディブル・エデュケーション – 日本からのヒント」では、アウトドア&エディブル・エデュケーターの小野寺愛さんが、卵の殻のプランターを用いた大豆の植え付けを実演します。また、米ぬかや緑肥を使った土づくりや、漁網や地元の竹材を再利用した、学校での食育をコミュニティがサポートするためのヒントについてもお話しします。 先住民の言語に関する国際10年の幕開けとなる2022年、9月24日(土)12時からベルタ・カセレス・アリーナで開催されるフォーラム「先住民の言語、食品、伝統的知識の保存」は、日本からペルーまで世界中の先住民の知識、生物多様性、言語や文化を守るために行われている取り組みを評価する機会です。講演者の中には、スローフード琉球の年長者であり、沖縄・宮古島で長年スローフードのコンセプトに基づいた料理を実践している、津嘉山千代さんがおり、その知識を披露してくれるでしょう。 9月24日(土)午後3時からは、1500種類以上の海藻(ほとんどが食用可)が生息するという日本の海岸を探索しながら、「藻類の素晴らしい世界」とその並外れた特性を発見します。Sea Vegetableの共同設立者である廣(ひろ)裕一(ゆういち)氏と潤(じゅん)氏、オーストラリア出身の日本人シェフでSea Vegetableテストキッチンの秀(しゅう)威(い)氏とともに、料理における海藻の多様性と多用途性に触れていく予定です。対照的に、日本ブースでは、秋田県の男鹿半島からは、非常に伝統的な仏教の精進料理である海藻料理の文化も紹介される予定です。また、Fishschool が調理する「シーバジル(アオサ)」のパスタを味わうことができます。   味の箱船の日本の食材も紹介されます。徳島にし阿波GIAHSサイトからは、6種類の味の箱船の雑穀が紹介され、日本ブースでその内容を知ることができます。Slow Food Nipponが昨年立ち上げたプロジェクト「味の箱舟」の子供向け絵本は、9月24日(土)午後6時からジーノ・ストラーダ・アリーナで行われるフォーラム「味の箱船からプレシディオへ:私たちはどのように生物多様性を守っているのか」で発表される予定です。 9月22日(木)午前10時、北海道の農家の息子で14歳の本山維芯さんが、SFYN Tankのオープニングスピーチをします。SFYNタンクは、フードシステムに関する重要な問いに答えるための、実用的な解決策を見つけるためのデザイン・シンキングワークショップです。世界各国から様々なバックグラウンドを持つ若手活動家が集まり、自分たちが取り組んでいる問題に対する解決策を提案する機会があります。 海藻サミット 有名シェフによる高級ガストロノミーの文脈で、健康食として、また環境に優しい食品として、海藻は世界中でますます注目が高まっています。テッラ・マードレでは、日本代表団のリードで海藻サミットを開催し、世界中の小規模生産者や活動家が地元の海藻を共有する場を提供します。このサミットは、人類にとって海藻を食べることの複雑さと豊かさ、そして共通の問題について話し合い、海藻を食べるためのノウハウやアイデアを交換する機会となります。開催は9月23日(金)16:30、フォーラム「ビジネスは海を救わない」の後に予定されています。参加ご希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。 Did you learn something new from this page? yesno

私たちの食、私たちの健康 生物多様性を育み、私たちと地球を癒す 2022年 世界保健デーに、スローフードは

「人間、動物、植物、環境の健康には、切っても切れない繋がりがあります。それぞれの生命カテゴリーに影響を及ぼす問題は、統合的なアプローチの一部として取り組まれなければなりません」と、2022年 世界保健デーに、スローフード副会長のエディ・ムキビは述べています。「健康は、おいしくきれいで正しい食品をすべての人が手できるようにするという、スローフードのビジョンの中核をなすものです。健康的な食事とは、栄養的に十分であるばかりでなく、人間の健康を増進し、地球の健康をリスペクトするものです。植物由来の多様性豊かな食品、自然食品、最小限の加工がなされた食品、地域で持続可能な方法で育てられたものが好ましい… そして最後に、健康的な食事とは、楽しめるもので – 実際に楽しい – のです。」   世界保健デーに際し、スローフードは声明文「私たちの食、私たちの健康。生物多様性を育み、私たちと地球を癒す (Our food, our health. Nourishing biodiversity to heal ourselves and the planet)」を発表します。 [LINK]   スローフードは、食を通じて生物多様性や気候、健康を育むために存在しています。「生物多様性の保護は、私たちの協会を常に特徴づけてきた戦いですが、気候危機とあらゆる形態の栄養不良(栄養過多、栄養不足、微量栄養素の欠乏)に対する解決策の可能性を示しています」と、スローフード・ヨーロッパのディレクター、マルタ・メッサが付け加えます。「世界中の食生活を形成し、食生活に関連する病気や栄養失調を引き起こしている根本的な傾向を見ると、私たちは「ワンヘルス (One Health)」のアプローチによって、食品の生産方法が人間、動物、植物、地球の健康に直接影響を及ぼすのを理解できると信じています」。   スローフードの食と健康に関する声明文では、世界の食糧システムの現状と、健康的な食生活を促進するためにスローフードがどのような取り組みを行っているかを検証しています。また、スローフードが行った独自の研究を紹介し、スローフード製品の栄養成分を分析するとともに、フードガーデンやローカルマーケットなど、地域社会を支え、生物多様性を保護しながら、健康的で持続可能な食生活を実現するスローフードの主な取り組みについて説明しています。  今日のフードシステムの統治方法と、食と健康の分野におけるより良い政策立案の必要性を説明し、最後にヨーロッパの政策立案者に対するスローフードの提言を掲載しています。   現在のシステムは食品を生産、製造、流通、販売する大企業によって支配されており、トップダウンで食品の入手可能性とその価格を決定することによって、人々の食の選択を枠付けしています。その結果、供給される食品の質は脂肪、塩分、糖分が高く、ミネラルやビタミンといった重要な栄養素が欠落した、栄養価の乏しいものとなっています。さらにこうした食品の過剰な供給は、多くの個人や地域社会が適切かつ文化的にもふさわしい食生活を送ることができなくなっていることから、食料安全保障の問題をも引き起こしているのです。   「忘れられがちですが、地元の食用植物は、十分な栄養と食生活の多様性に大きく貢献することができるのです。栄養学的な観点から見ると、地元の食用植物の多くはビタミン、ミネラル、脂肪やタンパク質などの大栄養素を、従来品種よりも豊富に含んでいます」と、スローフード生物多様性財団の事務局長セレーナ・ミラノは説明します。「さらに地元の食用植物は、多くの化学物質や水、肥料などの投入を必要とすることなく、環境に適応しやすく、病害虫からのプレッシャーに耐えることができます。地元の食用植物を普及させることは、都市部や農村部の人々に年間を通して食生活の多様性を高め、食糧不足や飢饉の際の飢餓や栄養失調のリスクを軽減するための戦略なのです。さらに、持続可能で費用対効果が高く、機能することが証明されています」。   私たちの健康に影響を与えるもう一つの要素、それは気候危機です。あらゆる環境システムに影響を及ぼし、それが人間の健康に危害を及ぼしています。さらに気温上昇や降水量の変化、それに熱波や洪水、干ばつなどの異常気象が農業の生産性に大きな影響を与えるため、世界の食料安全保障も脅かされています。 食肉生産だけで世界の温室効果ガス排出量の5分の1近くを占めているように、私たちの食生活は気候変動の要因の一つです。しかし同時に、赤身の肉の過剰摂取は、人間の健康にも悪い影響を与えています。気候変動が食品の栄養価を低下させる可能性もあり、CO2濃度の上昇に起因する栄養価の低下は、ほぼ全ての微量栄養素の濃度に影響を及ぼす可能性があります。このような気候変動による食品の栄養価の変化は、土壌が消耗した結果にも関連します。   だからこそ世界保健デーにスローフードは、より良い健康のために活動し、食が環境の健康にも、それを生産・消費する人々の健康にも不可欠であると考えられる、健康で持続可能な食習慣を促進するという誓いを強く再確認するのです。       国際スローフード 広報室 パオラ・ナーノ (Paola Nano) – [email protected] (+39) 329 8321285 アレッシア・パウタッソ (Alessia Pautasso) – [email protected]

今こそスローフィッシュのとき!

今日から7月4日まで、オンラインとオフラインの両方で開催されます。 スローフード協会とリグーリア州がイタリアで主催する2年に一度のイベント「Slow Fish」は、今年はコロナウイルスの影響によりオンラインとオフラインに分けて行われます。第10回目となる今回は「The Water Cycles(水循環)」がテーマです。 今日から始まるオンラインイベントは、漁師、科学者、料理人、組織などの多様なコミュニティが集まり、私たちの海が直面している問題や課題を取り上げ、より良い未来を作るために私たち全員がどのような役割を果たすことができるかを示唆する豊富な内容です。会議やフォーラム、生産技術やレシピ、その他の調理法の秘密を明かす解説ビデオ「How It’s Made」、世界中の人々やコミュニティの物語「Sea Tales」、一見かけ離れた世界を一つにするオンライン対話「Fish Out Of Water」、作家、経済学者、哲学者、人類学者、生態学者による「Food Talks」などがあります。 7月1日から4日まで、イタリアのジェノバで開催されるオフラインのイベントは、味覚のワークショップやディナー等、すべてが「スローフィッシュ・メニュー」となっています。プログラムの詳細はイベントのウェブサイトをご覧ください。 「スローフィッシュ2021の目標は、個人や集団の選択が、ミクロの世界から惑星レベルまで、あらゆるものを結びつける複雑な相互関係の網によって、いかに目の前の現象を遥かに越えた影響を与えるかを指し示すことにあります」と、新しく発足したスローフィッシュ諮問委員会のメンバーであるカナダの科学者、ターシャ・サトクリフはコメントしています。本日発表された、国際的なスローフィッシュ・ネットワークのための新しいガイド・ツールには、研究者、活動家、そして漁師を含む様々な分野の専門家が参加しています。地域の様々な背景を鑑み、ネットワークの中で、結束力、積極性、現実性に富んだ重要な役割を果たします。諮問委員会は、キャンペーンの政治動向に関する問題に指針を与えるだけでなく、漁業の生物学的、環境的、経済的側面に関するより技術的、地域的な問題に対応することを目的としています。諮問委員会メンバーはこちらでご紹介しています。  「スローフィッシュは、常に海や海洋に目を向けてきました。しかし、海や海洋の生命とその健全性は、この地球上の私たち自身の生命にも強い影響を与えています」とスローフィッシュ・ネットワークのコーディネーター、パウラ・バルベイトは言います。「海や海洋が気候に与える影響や、人間の行動がこれらの生態系に与えるダメージを考えてみてください。例えば、過剰な生産活動では、大気を汚染する化学物質を大量に使用し、大気中の炭素を増加させ、さらには海のpH値に影響を与え、長期的な酸性化を引き起こします。一方、自然の均衡をできるだけ崩さない策を模索する事が、持続可能性を追求する活動につながります。”詳しくはこちらをご覧ください。 世界海洋デーである6月8日に開催される会議「The Future of Our Oceans」では、海洋とその相互関係に焦点が当てられます。諮問委員会のメンバーにより、海洋をグローバル・コモンズとするスローフィッシュのビジョンが紹介されるほか、共通の問題に対する最善策や潜在的な解決策についても紹介されます。 6月14日に開催されるフォーラム「海洋生物多様性:つながりのネットワーク」では、海洋生物に不可欠な栄養豊富な淡水を運ぶために、河川流域がいかに重要であるかを紹介します。また、世界各地の事例を紹介しながら、海を大切にするために陸上で行われている努力と、そのような努力が行われていない場合に何が起こるのかを探ります。 6月21日に開催されるウェビナー「Classifying marine debris(海洋ゴミの仕分け)」では、海中のプラスチックを削減するための政策と、海の健全性向上に貢献するために漁業従事者はいかに海洋ゴミを処理したらよいかに注目します。 6月30日には、地中海地域における持続可能で公正なフードシステムへの移行を促進するプロジェクト「Foodnected」を紹介します。Foodnectedは、人と地球のより良い未来のために活動する小規模な食品生産者をコア・バリューとしています。 「ガーデンかモノカルチャーか、岐路に立つ海藻栽培」7月3日に開催されるこのパネルディスカッションでは、天然海藻を扱う世界中の小規模な業者が、現代の海藻にまつわる問題、支配的な水産養殖のシナリオ、そしてブルーエコノミーのパラダイムについて批判的に考えます。 “漁業、海洋環境、生物多様性保全問題の専門家であり、スローフィッシュ諮問委員会のメンバーであるニーナ・ウォルフは、「あまりにも長い間、複雑な理由から、政策はこのテーマを教育、環境、健康、経済、正義の分野における計画の中核に据えてこなかった」と言います。「現在の状況は非常に危機的です。海洋環境と、それに直接依存して生存している人々の貧困と脆弱性は簡単に見て取れます。一方で、社会が環境問題や食の問題に関心を持ち、消費の倫理に敏感になっているという明るい兆しもあります。私たちはこの機会を捉え、新しいガバナンスの方法と新しいアプローチを一刻も早く実行する必要があります。」 スローフィッシュは、魚の裏側にあるバリューチェーンを再発見するための国際的なスローフードのキャンペーン(https://old.slowfood.com/what-we-do/themes/slow-fish/)でもあります。スローフィッシュは、漁師、生産者、生物学者、料理人が社会的関係を強化するために活動するコミュニティである、国際的なスローフィッシュ・ネットワークの集合知から発展したものです。 スローフィッシュ: 奇数年に開催されるこのイベントは、スローフードとリグーリア州が主催し、ジェノバ市、イタリア エコロジー移行省、ジェノバ商工会議所が後援しています。また、スローフィッシュは、メインパートナーであるBBBell、FPT Industrial、Pastificio Di Martino、Quality Beer Academy (QBA)、Reale Mutua、UniCredit、InKindパートナーであるBormioli Rocco、Bormioli Luigi、BSD Liebherr、Rina、S.Bernardo、GreenパートナーであるPoolPack、Amiu, Ricreaの協力により実現しています。   Did you learn something new from this page? yesno

205日と1160のミーティングを経て

テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストが閉会 文化遺産を生んだ特別な大会、正真正銘のエコロジー移行モデル   スローフード、トリノ市、ピエモンテ州の主催による国際イベント「テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト」第13回大会の幕がようやく下りました。Covid-19による否応なしの制限にも屈することなく非常に柔軟なスピリットで、イベントの形式そのものに革命を起こすことができました。イベントの大部分はデジタル形式となり、205日に及ぶ会期中に世界75カ国で、スローフードのネットワークとそのパートナーらが企画する催しが開催されました。獲得アカウント数は、世界202カ国で1千万を超えました。 「パンデミックが引き起こした医療、社会、経済危機を前に、これらの引き金となった原因に関心を向けたいと思いました。人間の行いが危うくしている農業の生物多様性、気候危機が脅かすエコシステム、食の生産と流通モデルにおける不公平。どれもパンデミック以前から十分に分かっていた問題ですが、優勢の発展モデルはこれらを無視し続けている、或いは対峙しようとしません。」スローフード会長 カルロ・ペトリーニは明言します。「この状況下で私たちは、小さくとも、ローカルレベルでのアクション効果が革新的な解決策にフォーカスすることに決めました。今日既に、農民、漁師、職人、料理人、さらには日々自覚ある選択を行い、変化に向けて行動する市民一人一人の手中にあるものです。随分前から範例を変えることが必要だと訴えてきましたが、そう声をあげるのは私たちばかりではありません。テッラ・マードレの7ヶ月間で、研究者、大学、哲学者、科学者、経済学者ら、そして農民、職人、牧羊者、漁師、教師といった、地球上の各地でテッラ・マードレとスローフードのネットワークの基本構造を成す人々の声を聴くことができました。5大陸で行われた膨大な時間数の活動を通じ、今大会の最後に私たちが見たものは、あちこちで懇願されてきた真のエコロジカルな、先送り不可能な変遷を象徴する、新しい範例の明快なビジョンなのです。」ペトリーニはそう続けます。 ピエモンテ州知事アルベルト・チリオ(Alberto Cirio)は次のように述べています「今回の大きな成功は、スローフードが年月をかけて構築したコミュニティの並外れた力が発揮されたことであり、そこにおいてテッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト、イタリア、そしてピエモンテ州は心臓部の役割を果たしています」。トリノ市長キアーラ・アッペンディーノ(Chiara Appendino)は、「新しく選んだフォーマットによりイベントの視野が広がり、Covid19による制限をチャンスに変えたことも強調するべきでしょう。」とコメントしました。 どんなバーチャルミーティングも、同胞愛の感覚や、2年毎にトリノに集合する群衆の力に代わることは不可能でしょうが、この7ヶ月の間にスローフードの各コミュニティ、各会員に活動家、情熱家の皆さんは -世界のどこにいようが母国語は何であれ- テッラ・マードレ内に、各自に適したフォーマットを見つられたのではないでしょうか。 75カ国で開催された1160のイベント -アゼルバイジャンからブラジル、フィリピンからカリブ海のアンティグア島まで- www.terramadresalonedelgusto.com のプラットフォームにより1日平均6イベントをプロモート、獲得アカウント数 は世界全体で1千万以上に到達しました。とりわけ、テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストのプラットフォームとSNS上で行われたミーティングには、合わせて202カ国から130万回に及ぶ視聴があり、世界各地で実開催された催しには、25万人の参加者がありました。有意義なデータとして、教育活動と参加予約を要したミーティングが合計97件あり、その登録人数は1万300人、前述の2種のイベントをSNSを介してフォローした人は100万人にのぼりました。さらには、先住民とアフリカ人ディアスポラによる150以上の企画が実現し、全世界から3300人の若者らが1ヶ月間にわたり、スローフード・ユース・ネットワークの活動家との協力によりおいしく・きれいで・正しい食のプロモーションを目的に、インスタグラム上で企画されたチャレンジに取り組みました。もうひとつ重要な数字といえば、イベントも終盤にさしかかる頃に行った統計測定から浮かび上がってきたものでした。それによると、テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストのミーティングに積極的に参加した実に45%以上の人たちが、それ以前にスローフードによる運動に参加したことがなかった、というものです。つまりは次なる挑戦へと向かう際には、堅実な基盤となる対話相手がいるということです。テッラ・マードレ2022の場で、実際に初対面できるであろう人々が数多いるということです。 カンファレンス、育成、フォーラム、より革新的で大きな成功を収めたコンテンツに『Food Talk』と『How it’s made』があります。独自の知恵という財産を表現する、正真正銘の“おいしく・きれいで・正しいライブラリー”として、もっと知りたい、学びたい、新しい知識を獲得したいという人たちに対して、どの方向に行動を起こせばよいかを知るのに不可欠なツールとなりました。 この並外れた、アクセスフリーのオンラインライブラリーの実現にあたって、長きにわたる歩みに同伴してくれた多くの方々の中から何名かの名前を挙げたいと思います。Franco Farinelli, Virginie Raisson, Paul Collierとは、世界を読み解く新しい地理学というテーマで、10月8日に開館しました。Jonathan Franzenは、生物多様性保護のための闘いが気候危機との闘いと異なるのは、前者が全ての人々の手中にある点だという主張を確かなものにしました。Heribert Hirt とDavid Quammenは、食と健康との関係、生物多様性の喪失と動物原生感染症との関係について発言をしました。Elena Granataは、Carolyn Steelも共鳴する、単作多産ではなく、適応能力という特徴を備える未来の都市モデルにおいては、都市と近隣の田舎を再び繋ぐことが不可欠だと主張しました。Sunita Narain は、気候危機がもたらした社会的不当の悲劇について言及しました。Célia Xakriabáは、若い先住民女性の立場から、食、生物多様性、知恵、文化の役割、土地の権利について述べました。Paul ArièsとEric Schlosserは、未来の食とテクノロジーが提案する(しない)解決策について、Alice Watersは、食のシステムを変えるにあたり、より幼い子供たち(と学校)に対する味覚教育の役割について語りました。 マーケットプレイスとEコマースを介して、また『How it’s made』で主役を務める世界中の多数の料理人と生産者の協力を得て、テッラ・マードレ2020は630の出展者らのストーリーとプロモーションを、大きなテーマに結び付けることができました。苦境の時を生きる今、これはより一層重要なことです。 テッラ・マードレのオンラインイベントへの参加者に対して行ったアンケートからは、テッラ・マードレ2018年大会に実施した同様のアンケート結果と比べ、かなり広範囲の国々から参加者が集まったことが明らかになりました。すなわちオンライン版の方がグローバルに聴衆を集めるにあたっては、より大きな成功を収めたということです。要約すると: 99%の回答者がイベントが興味深かったと感じ、90%は何か新しいことを学んだと答え、88%が学んだとおり首尾一貫して行動したいと述べています。ですから、新たな学習と、自身の振る舞いを変える意図との間には、密接な関連性があるということになります。   テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト 広報室 スローフード: Paola Nano 3298321285 [email protected] Alessia Pautasso [email protected]

世界版テッラマードレ

アゼルバイジャンからウガンダまで…6ヶ月にも及ぶ食の多様性イベントが間もなくスタートします! 農場/工場訪問、カンファレンス、教育アクティビティ、テイスト・ワークショップ、等々・・世界中のスローフードのネットワークが、健康と安全の条件が許す限り、各大陸で精力的にイベントを企画しています。 天然資源の利用方法や、消費者のお買い物の選択一つ一つが、今まさに世界中が経験している大きな危機を解決することに、直結します。持続可能な食べ物の生産者と、それを支持する心ある消費者の国際的なコミュニティは、より一層強化されるべき時です。 以下に、現在確定している、世界中からのテッラマードレイベントを紹介します。毎日どこかで何かが起こっているかも? 10月8日に、イギリスで「Terra Madre Fringe」が開催されます。5日間のデジタルイベントを通して、英国のレストランビジネスとフードサプライチェーンがCOVID-19にどのように対応しているか、持続可能なムール貝養殖に焦点を当てたフォーラム、バーチャル農場訪問やドキュメンタリー映画『When Tomatoes Met Wagner』などの映画の上映会を行います。シェフたちは、ショークッキングイベントや、討論会を開催します。また、味の箱船製品、シャルキュトリー、乳製品、サイダーなどのお家にいながらにして参加できるテイストワークショップも行われます。 スローフード・ドイツもまた、10月8日からテッラ・マードレのプログラムを開始します。テッラ・マードレの6ヶ月間は、「考える」「味わう」「世界を変える」という3つのテーマに沿ってイベントが開催されます。11月は生物多様性に焦点を当て、味の箱船製品のワークショップやテイスティングを行います。 キューバでは、ハバナのアグロエコロジーの祭典「Finca la China in Havana」の一環として、プラシガ・スローフード・コミュニティが主催するイベントがあります。10月7日(水)には、「味の箱船」の果物や野菜を含む農産物を使ったマーケットが開かれ、健康・アグロエコロジー・ガストロノミーについての教育アクティビティが行われます。8日(木)にはカンファレンスが開催され、食と健康、特にキューバ人の食生活、衛生、食品の保存についての専門家が登壇します。 テッラ・マードレ・フィリピンは、10月13日から始まる6ヶ月間のイベントプログラムを開始します。食料主権、再生農業、地域コミュニティ、特にここ数ヶ月の危機で食料へのアクセスが悪化した大都市の最貧層を支援する必要性に焦点を当てた数多くのカンファレンスがオンライン・オフライン両輪で行われます。 ブラジルでは、11月17日から22日まで、第3回テッラ・マードレ・ブラジルが開催されます。農家、活動家、漁師、チーズメーカー、養蜂家、キロンボラ(元奴隷の子孫やコミュニティのメンバー)、先住民、ジャーナリスト、料理人たちなど、幅広いスローフードネットワークが集います。大きく掲げるテーマは三つで、「食文化」「生物多様性」「食育」です。子供向けのワークショップやガイド付き試食会といった食育プログラムが展開されたり、シェフたちが「味の箱船」製品を使ったクッキングデモをしたりします。他にも、映画やドキュメンタリーの上映、討論会、スローフード・コミュニティのマッピング、家族経営の農場や地理的表示についての討論、マニオカでん粉の生産を描いたインスタレーションなど、芸術的・文化的なプログラムも盛りだくさんです。 ブラジルでは、11月17日から22日まで、第3回テッラ・マードレ・ブラジルが開催されます。農家、活動家、漁師、チーズメーカー、養蜂家、キロンボラ(元奴隷の子孫やコミュニティのメンバー)、先住民、ジャーナリスト、料理人たちなど、幅広いスローフードネットワークが集います。大きく掲げるテーマは三つで、「食文化」「生物多様性」「食育」です。子供向けのワークショップやガイド付き試食会といった食育プログラムが展開されたり、シェフたちが「味の箱船」製品を使ったクッキングデモをしたりします。他にも、映画やドキュメンタリーの上映、討論会、スローフード・コミュニティのマッピング、家族経営の農場や地理的表示についての討論、マニオカでん粉の生産を描いたインスタレーションなど、芸術的・文化的なプログラムも盛りだくさんです。 生物多様性をテーマにした、味の箱船・プレシディオ・スローフード クックスアライアンス、アースマーケット、学校菜園などのスローフードプロジェクトをテーマにしたイベントが世界各地で開催されます。 セルビアの10月3-4日のCrvena Ranka Daysでは、スローフード・プレシディオの地元のグラッパ、Gledić rakijaを作るのに使われるプラム”Red Ranka”を特集します。生産者や農学者はこの2日間のイベントに参加し、この品種や他の伝統品種を研究し、小規模な家族経営の農業の存続についてや、生物多様性を保護し、食料システムが気候危機に与える影響を軽減するにはどうすべきか、などをテーマに討論などを行います。 ポーランドでは、10月8日にクラクフでスローフード・マスタークラス・ディナーが開催されます。11月6日から11日まで、スロウフード中央ポーランド料理遺産推進コミュニティは、ロッジで開催されるDobrego Smaku Lodzkie Festivalの一環として、参加者が地元の味の箱船の製品を数々レストランのメニューで体感できるツアー型試食会を開催します。 コロンビアでは、国内唯一のオーガニックマーケットであるカリ市でのマーケットがスローフード・アースマーケットに正式に移行します。70以上の農家や農業生態系の生産者を代表する30の業者が集まるマーケットで、誕生17周年の10月17日には、イベントが開催されます。 10月18日、トルコはタルソスの旧クバト・パサ・マドラサ・コーラン学校の校舎で第4回目のアースマーケットを開催します。期間中は、市場に参加している60の業者の農産物を使ったストリートフードを楽しむことができます。 スイスでは、10月24日にチューリッヒにてスローフード・マーケットが開催されます。スローフードネットワークの生産者、スローワインガイドの著者、クックスアライアンスのチューリッヒのメンバーが、プレシディオと味の箱船を使ったメニューを提供します。 スローフード・オーストリアは、テッラ・マードレの6ヶ月間に30以上のイベントを開催し、味の箱船、スローフード・プレシディオ、アース・マーケット、スローフード・トラベルなどのテーマを扱います。 ルーマニアでは、スローフード・トゥルグ ムレシュが、アルメニア人コミュニティの食材を使ったディナーや、ルーマニア、ハンガリー、サクソン、アルメニア、ユダヤの美食の伝統を融合させたイベントなど、多くのプログラムを企画しています。また、トゥルグ ムレシュの保育園で、ルーマニア初のスローフード学校菜園が開設する予定です。 アゼルバイジャンでは、EUが資金を提供し、スローフードがコーディネートした「大コーカサス山脈におけるコミュニティ・ベースのバリューチェーン強化(COVCHEG)」プロジェクトの一環として、多くのイベントが開催されています。地元の食文化を再発見するテイストワークショップや、味の箱船食材を活用した「スローな」クッキングショー、また、待望のクックスアライアンスの正式な発足も控えています。 スペイン初のテッラ・マードレのイベントは、10月10日から12日までカスティエルファビブで開催される「Rebato: the first toll for rural areas」です。エル・リンコン生物多様性コンヴィヴィヴィウムなどが主催するフェスティバルで、リンコン・デ・アデムズ地方の小さな町で、文化的、社会的、美食的な横断的な体験を提供します。 チリでは、Slow Food Crianza Ecológica Valle del ItataとExtender Fronteras Alimentarias del …

テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト 2020 リローデッド

10月8日に開幕する物理版・デジタル版イベントが、全世界で6ヶ月間にわたり開催 2020年に予定されるテッラ・マードレ・サローネ・デル・グストは、Covid-19に対応した、これまでとは全く異なる次元の新しい形になる予定です。10月8日から6ヶ月間にわたり、デジタルテクノロジーの融合を介して、スローフード・ネットワークから160ヶ国が加わる、物理的イベントと革新的なフォーマットが展開されるでしょう。 スローフード、ピエモンテ州、トリノ市主催による、おいしく、きれいで、正しい食と、環境、食糧政策に捧げる最も重要なイベントが中止されることはありません。私たちは、未来の食を形作るための誓いを再確認しています。 「目下私たちは、かつてないほどに新しく、より持続可能な経済的、環境的、社会的枠組みを実行に移すべく取り組んでいかねばなりません。Covid-19が引き起こした食糧危機を地球再生への好機に変えるため、地元地域とコミュニティに福利をもたらす農業、ホスピタリティ、観光の形態から着手することです。改めて私たちはこれに取り組む目的で、過去数ヶ月、地域の食のシステムを存続させ、一番の弱者を保護しながら、食の小規模生産者らをサポートするために世界各地で集結してきたコミュニティらに声を掛けるつもりでいます。テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストは、ある年から翌年に延期できるような見本市ではありません。教育と意見交換のための機会なのですから。農家、畜産農家、漁師、食の職人、料理人、若者たち、先住民、移民らから成る巨大なネットワークが、信頼を築き、勇気を獲得する場であり、そこでは彼らが抱える共通の問題に対しての考えや解決策が共有されます。パンデミックが強いる安全基準に従い、もし参加者らがテッラ・マードレに足を運ぶことができないのなら、私たちがテッラ・マードレを世界各地に持っていきましょう。」テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト2020へ向けた新規プロジェクトを紹介するにあたり、国際スローフード副会長 エディ・ムキイビが力説しました。 完全にデザインし直されたイベントを、まずいくつかのキーポイントとゴールから紹介しましょう: 食の未来。広範な討論を展開させること。生産者、研究者、専門家、学者らからの寄与を得、スローフードのビジョンに始まり“おいしく、きれいで、正しい食べものを全ての人に”を考えることが、かつてないほど重要になっています。パンデミックの原因を理解し、変化を始め、社会がより公正で持続可能になるように。そしてCovid-19以前に予測していたものより、一層良い未来を築くために。 スローフードとテッラ・マードレのネットワーク。その力、プロジェクトと、-世界160ヶ国で献身する無数の活動家- という人材をフル活用する。世界中の人々の、日常の振る舞いに影響を与えるために。 新しい地理感。 2020年大会に向け既に選ばれたテーマをコンファームするべく、君主主義、ナショナリズム、壁と有刺鉄線がはびこるこの歴史的な時に、スローフードはバリアよりルーツを、国家より文化を語る新しいビジョンを提案します。つまり政治的境界のない、しかし産地に深くルーツを持つ食、ということです。 新しいイベント。テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト2020はデジタル革命を始めます。これにより 6ヶ月を超える会期中に、ネットワークの代表者らと一般人との間に、新しい食の生産と消費についての意見交換や討論の機会を提供します。 テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト 2020年大会は10月8日(木)に開幕し、当初の予定通り、続く4日間においては豊富なオンライン・オフラインイベントが展開されます。そこでは何千ものスローフードの連結ポイントと、何百万もの活動家ら、同様にその他の組織、団体、企業が団結します。 各テーマを理解し、未来の食と地球、そこに暮らす全ての住民に向けたチャレンジに取り組む160ヶ国を横断して、独創性満載の予定表をたどりながら、イベントはその後数ヶ月間続きます。 Covid-19封じ込め対策に従い、海外渡航の可能性や、グローバルな観衆を巻き込むイベントに関する今後の展開に従い、、テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト 2020のマラソンは全大陸を横断したのち、2021年4月、スローフード国際会議の祝賀とともにトリノに戻ってくる予定です。 「関わる国の数、オンライン・オフラインの両方によるイベント参加者、世界各地で何百何千もの活動家らが準備する“actions for change”。数の視点から見たなら、未だかつてない最大規模の大会になるでしょう。 6ヶ月ののち私たちは完全に変貌を遂げ、自らの持つ潜在能力をより深く知り、世界中で食の未来に関わる影響力を持つ役者になるでしょう。トリノ市とピエモンテ州はこの素晴らしい改革の中核となり、幅広いアイディアとイニシアチブの数々がこの中核から提案され、そしてこれらのイニシアチブから生まれるエネルギーは中核に戻り、中核を強化します。私たちは、スローフードとテッラ・マードレの新しい次元に突入しようとしています。パンデミックの悲劇を、私たちの歴史上最大の変革への動きに変えようとしているのです。」国際スローフード事務局長 パオロ・ディ・クローチェは締めくくります。 「発祥の地にシンボル的なイベントというものがありますが、実はあらゆる地理上の境界を越えてそれらは集団の遺産になる。テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストは、長い間まさにその一例でした。」ピエモンテ州知事 アルベルト・チリオ(Alberto Cirio)氏、商業・文化・観光評議員 ヴィットーリア・ポッジョ(Vittoria Poggio)氏、農業・食料評議員 マルコ・プロトパパ(Marco Protopapa)氏は言います。「誰にも複雑なこの時に、私たちはこの財産の保護とプロモートに全力で取り組んでいます。未来は大地から芽を出します。それが将来、皆で安全に共有できるものとなることを望んでいます。」 トリノ市長 キアーラ・アッペンディーノ(Chiara Appendino)氏、観光評議員 アルベルト・サッコ(Alberto Sacco)氏らは、テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストが進行することだけでなく、時間的・地理的観点からより一層広範囲で包括的なバージョンの中核にトリノ市を据える、新しい運営モデルに対する満足の意を示しました。「これらの拡散するプロジェクトとデジタル・アクティビティを通じて、イベントは、私たちが毎日口にするものの生産方法についてより注意深くなるよう教えながら、人々の関心を捉えたり、食政策や食教育への意識向上を助けるとともに、食の価値を回復させ、官能的価値や純正さをプロモートします。従来の考え方では大型イベントにとって困難の時に、テッラ・マードレ・サローネ・デル・グストの新しいモデルは革新的な選択であり、私たちが困難をチャンスに変え、イベント領域の拡大を可能にしてくれます。」 テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト2020の新しい主な特徴とプログラムの初頭部分については、7月中旬、新しいイベントカレンダーの調整に関わる東西南北の主要国の一部を含む、グローバルプレスカンファレンスの場で公式発表となる予定です。 テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト2020のプレゼンテーションをダウンロードするにはこちらから。 前回の写真集をご覧になるにはこちらから。   より詳しい情報については、以下へご連絡ください: スローフード: パオラ・ナーノ(Paola Nano): +39 3298321285 – ジュリア・カパルディ (Giulia Capaldi) +39 3428278485 – [email protected] トリノ市: ルイーザ・チチェーロ(Luisa Cicero)+39 …

“The Sea: A Common Good”: スローフィッシュ 2019 がジェノバに

イベントプログラムが https://slowfish.slowfood.it/en/ 公開 第9回スローフィッシュ – 持続可能な海産物と海のエコシステムをテーマに、スローフードとリグーリア州が企画する国際イベント – が2019年3月9日〜12日にかけ、イタリア-ジェノバのポルト・アンティーコで開催されます。 今回のテーマは、“The Sea: A Common Good (海:共有財産)”。海は食料と天然資源の源であり、輸送手段、そしてエネルギー源でもあります。二酸化炭素を蓄え、酸素を生成する。人々の暮らしを支え、雇用を生む。世界中で実に6千万もの人々が漁業関連分野の仕事に携わっています。私たち一人一人が次世代のために、これを保護するため動く時が来たのです。 海を脅かす主たる問題といえば、気候変動とその影響、プラスチック汚染、マイクロプラスチックとその他の科学物質、人間の活動に起因する湾岸エリアと自然の生息環境に及ぼすダメージ、クロマグロのような種を消滅の危機に追いやる魚の乱獲です。このような問題を解決に導いていくためには、日常生活の中で何ができるか具体的な答えを一般に提示しながら、スローフィッシュのコミュニティで議論を続けていく必要があります。漁業における女性の役割の重要性、旬の魚介類をどのように楽しむか、どの魚が健康に良いのか、魚の選び方や調理の仕方についても同様に取り上げられる予定です。 今回のスローフィッシュには、地中海エリア(イタリア、フランス、マルタ、モロッコ、スペイン、チュニジア、トルコ)から、そしてコロンビア、エクアドル、メキシコ、日本、ロシア、韓国、ベルギー、デンマーク、ノルウェー、イギリス、アイルランド、南アフリカから、100名余りの国際代表者らが集合することになっています。彼らの職種は漁師であったり、取引組合や地方管理団体の代表者であったり、或は研究者、料理人、専門家やコミュニケーター、つまりは海の利害関係者です。 今年のスローフィッシュは、興味深い人物とそのストーリーで目白押しです。2分以上も呼吸を止め水深15〜20mまで潜り漁をする女性達、韓国の海女。トルコのギョコワ湾からは、地元漁業組合の収益を200%近く引き上げた外来種についてのフードフェスティバルを企画運営する代表者らの参加が予定されています。 スローフィッシュ・アリーナ(Slow Fish Arena)はイベントの中核、ここでは代表者らが来場者に対し、各自の仕事や優れた実践事例について語ります。夕食会(Dinner Dates)ではイタリアおよび世界のシェフ達が腕をふるいます。味覚のワークショップ(Taste Workshops)では幅広いテーマと海に関わる製品を探求。スローフードの家(Casa Slow Food)においては、海洋生物多様性、私たちの食の選択、気候変動に関する情報を含むFish ‘n Tips というインタラクティブな展示を行う予定です。料理教室にはスローフードのシェフズアライアンスから講師が集まります。マーケットには生産者らが出展、キッチンでは毎日様々な料理が提供されるでしょう。お祭り広場(Piazza delle Feste)にはキッチンとエノテカが設置されます。来場者の方々はまた、ストリートフードとフードトラックエリアにおいても美味しいものを発見したり、クラフトビールの数々を楽しむチャンスを得られるでしょう。 スローフィッシュ2019のウェブサイトから定期更新をチェック: https://slowfish.slowfood.it/en/ プレス認証のリクエストはこちら より詳しい情報は、以下へご連絡ください: 国際スローフード 広報室: Paola Nano and Giulia Capaldi [email protected] – Tel: +39 329 8321285 リグーリア州: Jessica Nicolini [email protected] – Tel: +39 340 3964399 スローフードは、食べる人にとっても、それを生産する人にとっても、また地球にとっても良い食べ物に誰もがアクセスできる世界を思い描く、世界的な草の根組織です。スローフードの活動には、160を超える国々から活動家、シェフ、専門家、若者達、農家、漁師、学術関係者らが加わっています。 …

テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト 2018

食に捧げる世界最大の国際イベント ニュースの全てが今からオンラインに!   テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト2018のプログラムが本日よりオンライン公開され、今回第12回目を迎える大会の各イベントについて、随時更新が行われてゆきます。 食文化に捧げる最も重要なこの国際イベントには、イタリア-トリノ市に於いて9月20日〜24日、160の国々から5,000人の代表者ら、800を超える出展者、300のスローフード・プレシディオ、テッラ・マードレのネットワークから500の食のコミュニティが集結する見込みで、次のような多くの新企画が予定されています:   スローフードが、会員や活動家たちのネットワークに支えられ世界各地で活動、キャンペーン、プロジェクトを進める主要テーマに充てる5大エリア。それぞれのテーマを地球規模の問題として捉え、皆の努力に基づく前向きなアプローチで取り組もうとスローフードは提案しています。それ故にこれらのテーマ区画を“Food for Change:変化のための食物とは革命である”、と名付けました。インタラクティブな学びのルートを辿り、フォーラム、討論、味覚のラボラトリーなど、変革を興すためのあらゆるツールを提供しながら、日常の選択行動から変えていくことを、多くの方々に問いかけたいと考えています。 テーマ別エリアのプログラムはこちら:   #foodforchange Slow Meat (スロー・ミート) #foodforchange Slow Fish (スロー・フィッシュ) #foodforchange Seeds (種子) #foodforchange Food and Health(食と健康) #foodforchange Bees and Insects(昆虫)   マーケット、テーマ別エリア、フォーラムはリンゴット国際会議場(Lingotto Fiere) 今日の時点で、リンゴット国際会議場の外でも200以上の“テッラ・マードレ・イン(Terra Madre In)”イベントが企画されており、これらは公式プログラムを補完する要素として、公式選考を経て採択された各企画提案が実際にピエモンテの地域で具現化されている例でもあります。外部からの参加型プログラムの構築を決めたのは、より広く話し合いや論議に前向きで、私たちが口にする食べ物についての熟考を促し、食習慣を変えていこうとする人々が増々増加をたどるようにという、スローフードの意図するところに相通じると判断したからです。   テッラ・マードレのアリーナは、リンゴット国際会議場内に設けられる、出会いと討論の場で、とりわけスローフードとテッラ・マードレのネットワーク内における、先住民、移民、若年層という3大コミュニティに捧げるものです。彼らと共に初めて、テッラ・マードレのプログラムの中核に存在し続けた重要なテーマについて熟考していきます。地球の未来を決定的に左右する問題は同一の次元にあるもので、これらのコミュニティに属さない人たちにとっても非常に重要なことです。アリーナは公衆にオープンな討議の場となり、国際性豊かで民主主義的、親しみやすく万人に開けた空間になるでしょう。   過去の大会に並び、フォーラムやカンファレンス、味覚のラボラトリーに料理教室、B2B限定エリア、華麗なトリノ王宮内にフードトラックと共に設けられるエノテカ、ディナーイベント、ストリートフードとクラフトビールのための広大なスペース、そして演劇、読書会など市内各地で繰り広げられる催しも盛りだくさんです。   テッラ・マードレ・サローネ・デル・グスト2018 広報担当 スローフード, +39 329 83 212 85 [email protected] – ツイッター, @SlowFoodPress ピエモンテ州, +39 011 …